「auを解約して他社に乗り換えたい」
「auから格安SIMに移行したい」
現在使っているauの携帯電話やスマートフォンを解約する場合、auショップの店頭へ来店し解約手続きが必須になります。
郵送やWEBでの解約手続きはできません。
また、他社へ乗り換えを行う際はMNP(携帯電話番号ポータビリティ)が必要になりますので、前もってauからMNP予約番号を受け取る必要があります。
ここではauの解約方法や解約金、解約のタイミングなど解約に関する注意点を解説します。
https://www.au.com/aushop/
目次
【解約前に】解約に掛かる手数料や解約金をチェック!
auを解約したい!と思っても残念ながらタダで解約することはできません。
段階的に、
・au契約解除料
・auMNP転出手数料(他社へ乗り換えの場合)
・他社の新規契約事務手数料(他社へ乗り換えの場合)
の3種類があり、さらに
・解約月の利用代金
・分割支払金額残額(機種代金を分割で購入した場合)
・SIMロック解除手数料(格安SIMに移行する場合)
の支払をする必要があります。
また、解約すると
・貯まっているauポイント消失
となるので、解約前に使っておかないと損をする可能性があります。
ではどんな内容でいくら掛かるのでしょうか?早速見て行きたいと思います。
まず、解約月を確認するならこちらから
https://www.au.com/support/faq/view.k1203210002/
1)契約解除料
契約解除料とは、「2年契約(誰でも割)」または「1年契約(年割)」で契約している際に「更新期間」以外に解約すると発生する料金です。
auの契約をする際、一番お得に契約できるのが2年契約(誰でも割)のため、こちらで契約している人がほとんどかと思います。
・2年契約(誰でも割)の場合…契約解除料9,500円(税抜)
・1年契約(年割)の場合…契約解除料3,000円(税抜)
ちなみに、au加入年数が11年目以降で「2年契約 (誰でも割)」と「家族割 (または「法人割」)」をセットで加入している場合に限り契約解除料が3,000円に割引きされます。
更新期間とは?
更新期間は、契約解除料が掛からない期間のことです。
例えば2年契約の誰でも割の場合
「2年単位の契約で連絡がなければ自動で2年間契約を更新するよ。自動更新が嫌なら更新期間中に連絡ちょうだい」というものです。
つまり、特にauに連絡をしなければ永遠と2年契約が更新され続けることになるのです。
さらに、更新を止める期間も決められており「2年契約終了後の2ヶ月間」がこの更新期間に当たります。
例えば、2018年6月中に2年契約をした場合
契約月(6月)+1ヶ月が「1ヶ月目」と数えられるため7月を含めた24ヵ月後の2020年6月に契約期間が終了します。
そのあとの2ヶ月間=7月~8月中が更新期間となるのでこの期間中に解約手続きを行わないと契約解除料が発生する。ということになります。
もちろん更新期間中の解約は手数料がかからないため、解約したい!と思ったときに前もって確認しておくと安心です。
「いつ契約をしたか覚えてない!」
「自分の契約内容が分からない!」
安心してください。自分の契約状況や更新月、更新期間を確認したい場合はMy auにて確認ができます。
My au(WEB)で確認するならこちらから
https://www.au.com/support/faq/view.k1203210002/
2)MNP転出手数料
こちらは「他社ケータイへ乗換え」の際に必要になる手数料です。
ですが、現在のケータイ番号と同じ番号を他社でも使う場合に必要な手続きになりますので、下記に当てはまる場合はこちらの手数料は不要となります。
・格安SIMへ移行する場合
・他社で使用する携帯番号が変わっても良い場合
MNP転出手数料の金額は、3,000円(税抜)となります。
MNP転出の手続きは?
現在と同じ電話番号で乗換えをしたい場合は下記の手順で手続きを行います。
1:auでMNP予約番号を取得
2:他社にMNP予約番号を伝える
3:新規加入の手続き
解約手続きはMNP予約番号を取得する際に電話または店頭での説明がありますので、先に解約手続きをしにau店頭へ行ってから取得する必要はありません。
※MNP予約番号は解約手続きをする前に取得できます。
また、MNP予約番号の有効期限は「15日間」となります。
MNP予約番号の取得方法は?
MNP予約番号の取得方法は下記の通りです。
1:電話/0077-75470 (無料)・受付時間9:00~20:00
2:EZweb(ガラケーの場合)/受付時間9:00~21:30
3:店頭/auショップ、PiPit各店舗
スマホの場合は、電話または店頭での手続きとなりWEBからの請求ができませんので注意が必要です。
店頭へ行って取得するより、電話ならカンタンに取得が出来るのでお急ぎの人や時間のない人は「電話取得」が一番オススメの方法です。
また、MNP予約番号を使用した時点で手数料発生&au解約となるので、使用しなければ手数料の支払はなし&auの契約が継続されます。
なお、15日の使用期限を過ぎた場合も再取得が可能です。
【店頭取得】お近くのauショップを検索するならこちら
https://www.au.com/aushop/
3)新規契約事務手数料
こちらは他社へ乗り換えの際、新たにスマホやケータイを契約する際に掛かる手数料です。
auの機種変をするときにも掛かりますが、金額は3,000円(税抜)となります。
基本的に、最初の使用料金請求の際にこの金額がプラスされて請求されますので、その場でこちらの金額を支払う必要はありません。
もちろん乗換えをしない場合は掛かりませんので安心してください。
4)解約月の利用代金
auの場合、2年契約(誰でも割)などの年契約型で契約している場合、利用代金は解約日までの日割り計算をしてくれません。
つまり、何日に解約しようと1ヶ月分の料金を支払う必要があります。
また、毎月割など利用していた場合も解約当月は割引きされないため、いつもより請求額が高くなります。
他にもあなたの契約内容に基づき、別途で請求が発生するオプションがありますので解約できるものは前もって解約しておかないと損をしてしまいますので要確認をしておきましょう。
解約した後に請求される金額を確認したい場合はこちら
https://www.au.com/support/faq/view.k15122533462
5)分割支払金額残額
機種代金を分割(割賦契約)で購入した場合、残高が残っている人は継続して機種代金のお支払いを続ける必要があります。
つまり、新しい契約分のお支払いにプラスして毎月残りの残高を支払う必要があるのです。
支払い方法は、今まで通りの分割または、一括から選ぶことができます。
分割料金がいくら残っているのかはMy auより確認が可能です。
下記ページに、ガラケー・スマホそれぞれの確認手順が載っていますので参考にしてみてください。
au携帯電話機の分割支払(割賦契約)「残額」を確認するならこちら
https://www.au.com/support/faq/view.k1204030013/
6)SIMロック解除手数料
まずSIMロックとは、「auで契約(購入)した携帯機種はauのSIMでしか使えない」というロックが掛かった状態のものを言います。
このロックを解除しないと、他社のSIMを挿しても端末を使うことができません。
SIMロック解除手数料とは、このロックを解除する際に必要になる手数料です。
・SIMロック解除手数料…3,000円(税抜)
上記はauにお願いして解除をしてもらう際に必要になる手数料ですが、実は自分で解除することも可能です。
・自分でSIMロック解除…0円
また、全ての携帯機種ができる訳ではなく、SIMロック解除の出来る端末や購入日から101目以降など限られているため自分の機種はできるか?確認も必要になります。
約1分!自分でSIMロック解除する方法
auのSIMロック解除をする方法は、実はとってもカンタンです。
自分でやるとタダですので無駄に出費をしたくない人はこちらの手順で解除してみてください。
1)auのサポートサイトより「SIMロック解除のお手続き」のボタンをクリック
2)4桁の暗証番号入力
3)SIMロックを解除する機種を選択(ここで出来るか出来ないか分かる)
4)解除の理由を選び、この内容で申込むをクリック
5)完了
以上で解除が可能です。
ちなみに、au回線の格安SIMを利用する場合はSIMロック解除をしなくても使えるのでロック解除の手続きは不要です。
SIMロック解除不要で使える格安SIM
有名な格安SIMで言うと、
・mineo(マイネオ)
・UQモバイル(ユーキューモバイル)
・BIGLOBEモバイル(ビッグローブSIM)
・IIJmio(みおふぉん)
などがあり、上記であればau回線を扱っているためロックを解除しなくてもそのまま利用できます。
【au】SIMロック解除のお手続きページはこちら
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
7)貯まっているauポイント消失
こちらは手数料や解約金ではありませんが、解約すると残っているauポイントも全て使えなくなってしまうので損をしないように使い切る必要があります。
使える内容は下記の通りです。
1:auの料金に使う
この方法はこれから解約をしたい人にとっては効率の悪い方法かもしれません。
・当てられるポイント:au WALLETポイント
・当てられるポイント数:3000ポイント、6000ポイント、12000ポイント
決められたポイント数でしか申し込みが出来ず、「6ヶ月間に渡りポイント分をau料金から引いてくれる」という内容なので、直ぐ使い切りたい人にとってはとても不便です。
2:データチャージに使う
こちらもこれから解約する人には不要な方法です。
・550ポイントで⇒0.5GBチャージ
・1000ポイントで⇒1GBチャージ
1ポイント1円として利用が出来、0.5GBまたは1GBから選べますが、有効期限がチャージ日より62日間と決まっています。
3:auポイントをWALLETポイントへ交換する
現在は既に統合されていますが、auポイントが残っている人はWALLETポイントに交換することでポイント利用が可能になります。
・auポイント1.2ポイント⇒WALLETポイント1ポイントに交換
auポイントのままでは使えないので交換しておく必要があります。
4:au WALLET プリペイドカードへのチャージに使う
こちらが一番損をしないで使い切る方法です。
・au WALLET プリペイドカード…入会金、年会費無料
・1ポイント1円で利用OK
・月に20,000ポイントまでチャージOK(100ポイント単位)
いつものコンビニやスーパー、薬局、ネットショッピングなどでも使え、MasterCardR加盟店で利用できるので飲食店などでも利用可能です。
ちなみに、au解約後のauウォレットは5年間の有効期限内でしたら使えますが、ポイントなどは貯まりません。持っていてもしかたないので使いきりがベストです。
プリペイドカードを持っていない人は無料でGTEして、早速チャージ&利用で貯まったポイントを使い切りましょう!
au WALLTEプリペイドカードの申込み・詳細はこちら
https://www.au.com/payment/card/prepaid/
【解約時】必要なものと解約手続き方法
解約をしたい人は下記の方法で手続きが可能です。
1)お近くのauショップへ来店
2)解約手続き
ネットや郵送での解約ができないため、お近くのauショップへ必ず来店する必要があります。
必要なもの
・印鑑(無くてもサインでOK)
・本人確認書類(コピー不可/運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
・au携帯電話本体(なくてもOK、あると手続きがスムーズに)
代理人が解約する場合
・契約者本人の本人確認書類(コピー可)
・契約者からの委任状(要ダウンロード)
・代理人の本人確認書類(原本)
・利用中のau携帯電話またはau ICカード(なくてもOK、あると手続きがスムーズに)
代理人として認められる人
親権者、未成年後見人、成年後見人、契約者の家族、施設関係者
基本的に解約は本人が行いますが、どうしても本人が来店できない時のみに限り上記の人であれば代理で契約解除が可能です。
【代理人】委任状のダウンロードはこちらから
https://www.au.com/support/service/common/document-dl/
MNP解約手続き(他社へ転出)する場合
同じ番号のまま他社ケータイへ乗り換える場合は、auでの解約手続きをする必要はありません。
ですが、事前にMNP予約番号発行手続きが必要です。
・来店してMNP予約番号を発行
・電話でMNP予約番号を発行
・ezwebでMNP予約番号を発行(ガラケーのみ)
MNP予約番号を発行する際、解約に関わる説明などがありますので時間に余裕を持って来店または電話をする必要があります。
来店の場合は待ち時間などもあり時間が掛かりますので、電話での問合せが一番楽な方法です。
・MNP予約番号取得窓口:0077-75470(無料)/受付時間:9:00~20:00
MNP引き止めポイントがもらえるって本当?
MNP転出(他社キャリアへ乗り換え)を考えている人に朗報です。
実は、auのMNP予約番号を発行する際に電話で連絡をすると他社のキャリアへ乗り換えないように引止めとしてポイントがもらえることがあります。
- auとの契約が10年未満の場合…5,000円?15,000円分
- auとの契約が10年以上の場合…20,000円分
乗り換え先を聞かれたら携帯キャリア会社名(特にSoftBank)と答えるともらえる可能性が上がります。
もらったポイントは機種変更代金として使ってくださいと言われますが、auウォレットへのチャージもできますのでお得に使うことも可能です。
auの解約に迷っている人は一度試してみるのもよいかもしれません。
その他、MNP手続きの詳細はこちら
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/contract/cancel/cancellation/procedure-mnp/
まとめ
auの携帯を解約したい場合、解約金などで損をしないためにまず下記の確認が必要です。
1)更新期間はいつか?(更新期間中なら解約金0円)
2)分割支払金額残額は残っているか?(残っていなければ0円)
3)ポイントはあるか?(プリペイドにチャージして使い切るとお得)
また、他社へ乗り換えの場合は下記の手数料が必須になります。
1)更新期間外の場合、契約解除手数料9,500円(税抜)または3,000円(税抜)
2)番号ポータビリティー(MNP)の場合は、3,000円(税抜き)の手数料
3)新規契約手数料3,000円(税抜き)
最大合計15,500円(税抜き)の手数料が必要になります。
格安SIMへ移行する場合は、下記の手数料が必要です。
1)更新期間外の場合、契約解除手数料9,500円(税抜)または3,000円(税抜)
2)SIMロック解除手数料3,000円(税抜)または、自分で解除なら0円
最大合計12,500円(税抜)となります。
現在では、格安SIMやau、ソフトバンク、ドコモに続き楽天モバイルが携帯キャリア会社に参入したため契約の自由度が上がりより選べる時代となっています。
ですが解約となるとまだまだ面倒が付いて回ります。
当ページがauよりもお得を求めて解約を考えている人の参考になれば幸いです。